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黄大仙(Wong Tai Sin):禅の心を感じる街

LUXE City Guides
  • Written by LUXE City Guides, Images by Calvin Sit

幸運、導き、喧噪からの逃避。これらを求めるなら、黄大仙を訪れてみてはいかがでしょう。半日あれば、 志蓮淨苑(Chi Lin Nunnery) と南蓮園池(Nan Lian Garden) で安らぎと静寂を、その後、嗇色園 黄大仙祠(Wong Tai Sin Temple) の色鮮やかな伝統を体感することができます。

南蓮園(Nan Lian Garden)

黄大仙の高速道路や高層住宅が立ち並ぶ喧噪の中、寺院と庭園が静かにそこにあります。まずは南蓮園池(Nan Lian Garden)から行ってみましょう。MTR鑽石山(Diamond Hill)駅から数分歩くと、木製の門があります。これを潜り抜けると、そこは都会の喧噪から隔てられた静かなオアシスです。

 

南蓮園(Nan Lian Garden)は中国山西省の唐時代(西暦618年~907年)の江照珠庭園(Jiangshouju Garden)をモデルに、中国の伝統的な造園技術や美観を取り入れた庭園で、小道に沿って歩くと、緑豊かな庭園や石の置物、鯉の泳ぐ池、滝など、豊かな自然が目に入ってきます。また、南蓮園(Nan Lian Garden)で一番目を引く、黄金に輝く壮大な圓満閣(Pavilion of Absolute Perfection)に架かる朱色の橋など、伝統的な木造建築は釘を1本も使わずに建てられています。

南蓮園(Nan Lian Garden)で働くYip Ping-kin氏にとって、ここは平和な時間以上の価値を持つものです。「目に見えるのは岩や木だけではありません。それぞれが通ってきた時代の歴史と文化が確かにそこにあります。この庭園は中国の文化や歴史を伝える舞台なのです。都会の喧噪に暮らす人々に静かな時間を与えてくれます」 と彼女は言います。「松茶榭(Song Cha Xie)」(園内の茶室)で武夷岩茶を飲むと、中国伝統の茶道がもたらす安らぎを感じることができます。お茶の栽培や茶葉の火入れに費やされた長年の労力、そして中国茶が巡ってきた長い歴史を味わうことができるのです。」庭園内にある精進料理のお店も人気があり、週末は予約でいっぱいです。

志蓮淨苑(Chi Lin Nunnery)

南蓮園(Nan Lian Garden)の隣りにあるのが志蓮淨苑(Chi Lin Nunnery)です。1934年に建築されたこの旧別荘は、1990年代に何度かの改修を経て、2000年にようやく一般公開されました。仏教の礼拝の場だけでなく、現在は学校、図書館、歯科医院や高齢者住居なども作られています。

 

「今の時代に僧侶になるということは、他人に助けを施すこと」とYip氏は言います。「昔は、書物を研究し、仏教のあり方や哲学を学ぶことがすべてでした。でも今は、僧侶の方々が貧しい人、病気に苦しむ人、高齢の方を助けることに使命を捧げていることがわかります。」

 

一般に公開されている主な場所は蓮池(Lotus Pond Garden)と天王殿(Hall of Celestial Kings)です。天王殿には、堂の各隅に置かれた4人の神に守られた巨大な黄金の仏像が鎮座しています。参拝者は、まず蓮池の静寂の中で心を静めてから、お経が静かに流れる厳粛な天王殿に足を踏み入れてみましょう。

黄大仙(Wong Tai Sin)

MTRで一駅行くと、同じく文化、伝統、宗教の場でありながら、これとは対照的な場所があります。道教、仏教、儒教の寺院である嗇色園黄大仙祠(Sik Sik Yuen Wong Tai Sin Temple)は、「あらゆる願いをかなえる場所」として、香港で最も参拝者が集まる寺院です。癒しの神、黄大仙(Wong Tai Sin)に捧げられたこの寺院は、明るい朱の柱、青銅の十二支像、繊細な格子と龍の装飾が施された翡翠色の屋根、そして香の香りと、見る者の五感を満たす、美しい雰囲気を纏っています。

簽品哲理中心(Wong Tai Sin Fortune-Telling and Oblation Arcade)

「幸運を願って、10年以上お参りに来ています」と65歳のWong Mei-yu氏は言います。「参拝は毎年ほとんど変わりません。お寺の近くのお店でお線香を9本とお札を買って、それぞれのお札に家族の名前を書きます。それから仏様や神様にお線香をあげて、幸運を祈ってお札を燃やします。」

 

この寺院では、筒から竹の棒を一本地面に振り出して行う、無料の占いをすることもできます。お寺には占いに使用する竹の棒が貸し出されており、それぞれの竹の棒には番号とそれに対応する言葉が中国語で書かれています。

 

すぐ近くには、占い店が軒を連ねる簽品哲理中心(Wong Tai Sin Fortune-Telling and Oblation Arcade)がありますので、その中から一人選んであなたの運勢を占ってもらいましょう。この占いは有料になりますが、あなたの運勢を読みとき、その意味を説明してくれます。占い店の入口には占いに来た有名人の写真や、対応できる言語が書かれていますので、それを参考に選んでみてください。ここでは人相や手相も見てもらえます。未来を切り開くために何世代にも渡り親しまれてきた、中国古来の占い文化を体験してみてはいかがでしょうか。


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