こんなにもコンパクトでありながら、香港は信じられないほど多様な生態系を呈しています。アクセスのよい公園にぜひ足を運んで、海から沼、植物から動物まで、私たちの身近な存在について見てみましょう。道すがら、奥の方でひっそりとしているところもしっかり目を凝らして決してお見逃しなく!
Hoi Ha Wanは 「海下湾(Bay Beneath the Sea)」 と訳され、 海下灣海岸公園 (Hoi Ha Wan Marine Park) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は60種類のハードサンゴと120種類のコーラルフィッシュが生息する保護地区となっています。シュノーケリングやマングローブに興味のある人には特におすすめのスポットでもあります。もしベテランのダイバーでしたら、水中の清掃を手伝って一層素晴らしい場所にできることでしょう。一方ダイバーでない人もビーチの清掃活動に参加できます。
良く晴れた干潮時には、水面から出ているサンゴの頭が見えるでしょう。これらは脳サンゴといい、その丸い形状と渦巻き状の表面模様からこのようなロマンチックさのない名前が付けられました。色鮮やかな様々な魚たちがサンゴの中を泳ぐ姿も見えるはずですが、もしかしたら村に戻ってシュノーケリング道具を借りてもっと近くで見たいと思うかもしれません。ただしサンゴは保護されているので、十分注意してください。まずはこちらのサンゴエリアでのダイビングとシュノーケリングに関するガイドラインをご一読ください。
ユネスコ認定世界ジオパーク 香港地質公園(Hong Kong UNESCO Global Geopark) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は岩のファンでない人でも楽しめるところです。新界(New Territories)の東部および北東部に位置するこの公園には、西貢火山岩園区(Sai Kung Volcanic Rock Region)と新界東北堆積岩園区(Northeast New Territories Sedimentary Rock Region)が含まれ、悠久の時を経て不気味なほど美しい香港の地形を見せてくれます。
香港地質公園火山探知館(Hong Kong UNESCO Geopark Volcano Discovery Centre)は西貢海濱公園(Sai Kung Waterfront Park)の便利な場所にあり、ジオパークのベストな巡り方など、訪れる人に総合的な情報を提供してくれます。1億4000万年前に西貢で起きた一連の激しい火山噴火によってできた六角形の岩柱が1対1スケールで展示されているほか、現地だけでなく世界中から集められた岩石の標本も眺めることができます。
香港湿地公園(Hong Kong Wetland Park) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る には、鳥類、蝶類、トンボ類、両生類、爬虫類、魚類など驚くほど様々な野生動物が生息しています。館内には、テーマ別の展示ギャラリー、シネマと3Dトリックアート、シアター、スワンプアドベンチャー(屋内の遊び場)があります。屋外には60ヘクタールの 湿地保護区(Wetland Reserve)があり、特に水鳥などの野生生物に適した湿地が再現されており、生態系への理解を深めることができます。
海水ワニの貝貝(Pui Pui)を近くで観察しに、景観の美しい72平方メートルの屋外飼育場へと向かいましょう。貝貝は2003年11月、新界地区の北西部にある山貝河(Shan Pui River)で初めて目撃されました。当時は子ワニで違法ペットとして飼われていたのが、川に不法投棄されたと考えられています。7か月後に漁農自然護理署(AFCD)の職員によって捕獲され、「貝貝(Pui Pui)」 と名づけられました。貝貝とは「貴重な宝物」 という意味で、発見時にいた河の名前も反映されています。
嘉道理農場暨植物園(Kadoorie Farm & Botanical Garden) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、もともとは貧しい地元の農家を支援するために裕福な嘉道理兄弟によって設立されたもので、現在は家族全員が楽しめるようなアウトドアアクティビティが揃っています。保護センターの小道を行けば、菜園、美しい花や植物の温室、たくさんの動物をのんびりと見て回ることができます。この農場が素晴らしいのはその美しさだけではありません。香港でいち早く有機栽培法を開拓するとともに、実際にここで見られる、地産品種の豚や鶏を世に送り出すサポートをしてきました。
フラミンゴなどの水鳥が飼育されている小さなプールに行ってみてください。田園風景を一望したければ、嘉道理兄弟紀念亭(Kadoorie Brothers’ Memorial Pavilion)付近の頂上へ向かいましょう。運が良ければヤマアラシやセンザンコウ、吼えジカなどに会えるかもしれません。ただほとんどが夜行性なので、見たいなら夕暮れ時がベストでしょう。
毎年冬になると、約9万羽の渡り鳥が国際的に高く評価されている 米埔自然保護区(Mai Po Nature Reserve) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る の湿地や干潟へとやってきます。ここは東アジア・オーストラリア地域フライウェイを飛来する渡り鳥の重要な中継地となっています。保護区に生息する400種の鳥類のうち、ズグロカモメとクロツラヘラサギを含む35種は世界的絶滅危惧種に指定されています。カワウソ、シオマネキ、トビハゼなどの他の生き物もこの地域を住処としています。
バードウォッチングに最適な時期は、秋から翌年の春にかけてです。この時期、鳥たちは米埔自然保護区(Mai Po and the Inner Deep Bay)の湿地帯付近に餌を求めてやってきて、マングローブの中の魚、エビ、カニなどを捕食します。鋭い野鳥観察者なら、同様にこの付近で見られる400種の昆虫、80種の海洋無脊椎動物、100種の蝶も見逃すはずはありません!
米埔自然保護区は香港野生動物保護条例(Wild Animals Protection Ordinance of Hong Kong)の対象となっているため、立ち入りが制限されています。そのため、年間を通して行われている各種の団体ツアーに参加すれば観光できます。詳細は世界野生生物基金香港(World Wildlife Fund Hong Kong)のウェブサイトをご覧ください。
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