Hong Kong Asia's World City

香港式ダイナー

香港式ダイナー 香港式ダイナー

茶餐廳(チャチャーティン)と呼ばれる香港式ダイナーは、香港近代史の中で期せずして生まれました。第二次世界大戦後、西洋料理の人気が香港でも高まりましたが、庶民には手の届かないぜいたくでした。そこで地元の食堂が、西洋風の料理を出し始め、何より手頃な価格が人気となり、流行に火がつきました。

香港の外食シーンはその後劇的に変わりましたが、香港式ダイナーは、常連客の心をつかむ創作的なハイブリッド料理を提供し続けています。成功の秘訣は、利便性と柔軟性を求める香港人の飽くなき要望に応えていることです。市中どこへ行っても、歩ける範囲に茶餐廳があり、真夜中まで開いている店や24時間営業の店も多くあります。炒め物からパイナップルパン、中華バーベキューから豉油西餐(Soy Sauce Western)と呼ばれるフュージョンまで、さまざまなメニューでお客さんの期待を裏切りません。

茶餐廳の魅力はいろいろな客層を惹きつけ、れんが工の向いにビジネスマンが座っていたり、学生と老人が隣り合っている光景も珍しくありません。茶餐廳には英語メニューがある店も多いため、外国人観光客も気軽にこうした香港食文化が楽しめます。店に入り、席についたら、食事と人間ウォッチングの両方を楽しんでみては。