香港迷のおすすめ

超級香港迷インタビュー
女優・伊藤修子さん

香港の日用品店は、
かわいい食器や雑貨の宝庫!?
レトロ雑貨好きのための香港お買い物ガイド

ありきたりな買い物スポットだけでは、なんだか物足りない……
そんなあなたにおすすめしたいのが、古い日用品店を巡ってお気に入りの食器や雑貨を探すという香港ショッピングの楽しみ方。
女優・伊藤修子さんが通う、ツウな買い物エリアをご案内します!

香港映画好きが高じて香港旅にハマり、仕事の合間を縫ってはリピートしているという香港迷の伊藤修子さん。香港歴は2年目ながら、伊藤さんの過ごし方はなかなかマニアック。大好きな香港歌手のCDや映画のDVDなどの掘り出し物を探したり、深水埗や大埔エリアの商店でかわいい器や雑貨を集めたりと、興味の赴くままに街歩きを満喫しています。今回はそんな伊藤さんの、香港カルチャーを感じるショッピングの楽しみ方を教えていただきました。

かわいい食器や雑貨は、日用品店で探せ!

――前回は、ひとり旅の楽しみについてお話しされていた伊藤さん。インスタグラムでも香港の素敵な写真をアップされていますが、中でも伊藤さんが買っている雑貨はどれもかわいですね。

香港での買い物は、好きな香港スターのCDやDVDを探しに行ったり、雑貨を買ったりするのがメインです。古びた日用品店や昔ながらの商店を巡って、棚の奥でほこりをかぶっているような食器や雑貨の中から、お気に入りを探すのが好きなんです。最近は、昔の茶餐廳(※香港をはじめ広東省で一般的な大衆食堂)で使われていたような箸立てと、プラスチック製のランプを買っちゃいました。自分の家を茶餐廳っぽい感じにできたらいいな、と(笑)。

インスタグラムより

――素敵ですね! 食器を買うときは、どのあたりのエリアに行くことが多いですか?

香港島側の観光エリアなら、上環(Sheung Wan)のキャット・ストリートに並ぶ日用品店や、中環(Central)の「興祥富記」あたりです。じっくり探せば意外と掘り出し物が見つかります。西港城(Western Market)では台湾の花布みたいな、かわいい布を買いましたね。1ヤードで100HK$と、少しお高めでしたが……。灣仔(Wan Chai)あたりのお店も、商品がきれいに並んでいるので見やすいと思います。

――観光の合間にふらっと立ち寄れるのが嬉しいですね。九龍側はどうですか?

九龍側だと、上海街(Shanghai Street)や石硤尾(Shek Kip Mei)、深水埗(Sham Sui Po)あたりに調理器具や日用品のお店があります。先日は石硤尾から深水埗に向かって1駅ぶん歩いてみたのですが、いいお店がちらほらあって、なかなか探し甲斐がありました。かわいい醤油差しと塩胡椒入れを買いましたよ。

――深水埗はおもしろそうな街ですよね。中でもおすすめの店はありますか?

深水埗は食器や料理器具のほか、布や手芸用品などの専門店も多いです。街が雑然としていて、なにがなんだかよくわからないのですが(笑)、よーく探せばかわいいものが見つかるかも? というワクワク感があります。

古いものが雑然と積み上がっている店にいきなり入るのはちょっと……という方には「黑地(Hak Dei)」というショップがおすすめです。オーナーさんがセレクトした今どきのデザインのものや日本のものにまじって、古い食器などが置いてあります。おしゃれな雰囲気で、観光客でも気後れせず、入りやすいと思います。

――中心地から少し離れたエリアにも、足をのばしたりしますか?

北側の大埔エリアにある富善街(フーシンガーイ)にも行ったことがあります。観光地のデパートと比べて値段もかなり安く、いいものが手に入ったので、足をのばした価値はあったと思います。
このあたりのお店は英語も通じないので、棚の奥に潜んでいるものを指差しながら、ジェスチャーとアイコンタクトだけで買い物しました。ちょっと荒々しい雰囲気の店主のおじさんが話しかけてくるんですけど、何と言っているかさっぱりわからなくて(笑)。でも「これは中国醴陵※のいいものだよ」と広東語で言っていたのだけは、なんとか聞き取れました。

※中国醴陵とは、中国の代表的な陶器の産地

インスタグラムより

まだまだあります!香港ショッピングの楽しみ

――食器や雑貨のほかにも、さまざまなお買い物を楽しんでいらっしゃる伊藤さんですが、香港映画や音楽のグッズはどこで買っていますか?

「HMV」のような大型店から、男人街あたりの小さなショップまで、毎回あちこち探し歩いています。最近初めて行った灣仔の「東方188商場」も、なかなかディープでしたよ。VCDやCDをはじめ、ガラクタやアンティークがゴチャゴチャとあって……。アンディ・ラウとレスリー・チャンが一緒に写っているという貴重なブロマイド写真も見つけました。とっても気になったものの、100HK$と高くてあきらめましたけれど(笑)。

――インスタグラムに、古い切手の写真も載せていましたよね。

インスタグラムより

はい、香港の切手も好きなんです。香港歷史博物館のお土産ショップ「パッセージ(Passage)」にも、切手を見に行ってみたことがあります。お値段がそこそこしたので、買わずに後からネットオークションで手に入れてしまったのですが(笑)、このお店にはものすごい量がそろっていたので、好きな方にはたまらないと思います。

――香港の食ベ物も、お土産で買ったりしますか?

ええ。ただ、いつもCDや食器で荷物が手一杯になってしまうので、たくさんは買えないのがつらいところですが……。この間は、日本のものより乳脂肪分が多いと聞いたので、エバミルク(無糖の練乳)を買いました。もったいなくてまだ飲めていません(笑)。お茶も意外と高級じゃないもののほうが、現地っぽい味がして好きです。粉末をお湯に溶かすだけで飲めるインスタントミルクティーは手軽なので、よくお土産に買います。

――そのほか、これはおすすめというアイテムがあれば教えてください。

香港好きの人からおすすめされて、現地の書店で買ってすごく良かったのは『香港街道地方指南』という地図本です。香港の道路を細かく網羅しているので、これ一冊持っていれば、迷わずに街を歩けます。コンビニや書店で買えますし、おすすめですよ。

――地図は現地で重宝するし、自分のお土産として記念にもなりますね。では最後に、伊藤さんが今後香港で買ってみたいものや、やってみたいことをお聞かせください。

私は趣味で洋服作りもするので、香港スタイルの服も作ってみたいなと思っています。

インスタグラムより

この間も香港歴史博物館の展示で見た古い時代の服が素敵だったので、写真をたくさん撮ってきたんですよ。コテコテのチャイナ服というよりは、水上生活をしていた人たちが着ていたような、動きやすそうな服でした。香港から行ける中国本土の深圳(シンセン)に、いい布屋さんがあるらしいという情報を入手したので、次回は国境を越えた買い物にも挑戦してみたいなと思っています。

伊藤修子

俳優・コメディエンヌ。1977年神奈川生まれ。趣味は編物、喫茶店巡り、香港映画の観賞など。主な出演作品は、ドラマ「おっさんずラブ」(EX)や「セシルのもくろみ」(CX)など。2019年夏には映画「劇場版 おっさんずラブ」が公開予定。

Twitter:https://twitter.com/ito_shuko
Instagrm:https://www.instagram.com/itoshuko

掲載情報は、2019年4月時点の内容です。