都会生活の喧騒から抜け出して、穏やかで落ち着いた雰囲気を味わいたいと思いませんか?人ごみから離れ一息ついて、新鮮な空気の中で数時間リラックスしたり、現地の客家(Hakka)の歴史を体験するのに最適な場所が、市の中心部からほんの少し離れた、西貢(Sai Kung)市から高速船に乗って15分のところにあります。
300年以上前に初期の客家移民たちが定住し、今では人気の観光地となっている 塩田梓(Yim Tin Tsai)
{{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、西貢市から船で行ける小さな沖合いの島です。島は20年前に様変わりし、ユネスコに登録されてからは島の各地で念入りな保全作業が始まり、人々の習慣や伝承、民俗が蘇りました。島は近く、探索を楽しめる豊かな歴史があるため、日帰り旅行には最適です。
広東語の「塩田梓」(Yim Tin Tsai)を「小さな塩皿」 と訳したように、この島の有名な産業が大きな影響を与えたことは一目瞭然です。客家の人々はこの島に製塩所をつくり、塩を売って生計を立てていました。塩田でしっかりと乾かした塩は主な取引商品として利用されました。しかし国際的な競争の中、客家の村人たちはその高額さゆえ、ついに世界市場から締め出されてしまいました。今日、塩田は再び息を吹き返し十分に機能しており、日帰り旅行者にとってひときわ目立つ観光スポットになっています。復活した塩田は実演用に使用されているにすぎませんが、観光客は完成品をお土産として持ち帰ることができます。
1890年に建てられた聖若瑟堂(St Joseph’s Chapel)は、島を訪れ客家の漢民族と関係を深めた宣教師らが築いたロマネスク様式の建物です。20世紀に入る前には、ほとんどの客家の人々がローマカトリック教会司祭ヨセフ・フライナデメッツの影響を受けて、カトリックに改宗していました。数年後、村全体で洗礼の儀式が行われました。この教会は島の守護聖人に捧げられたもので、その後、ユネスコの遺産建造物に指定され今に至ります。聖ヨセフが村人に与えた影響を思い起こさせる物理的な存在として佇んでいます。
聖若瑟堂(St Joseph’s Chapel)の隣には、かつて村の小学校であった澄波学校(Ching Po School)の一角を使用した文物陳列室(Heritage Exhibition Centre)があります。陶磁器や家庭用品から日用品まで、工芸品の小規模なコレクションが揃い、村の独特な歴史と全盛期の頃の生活を紹介しています。
島はわずか0.24平方キロの小さな島ですが、あちこちに探索すべき場所があり、日帰り旅行には十分すぎるほどの価値があります。到着したら、まずは湿地のマングローブに囲まれた周辺の海岸線を散策しましょう。島の伝統と文化に十分触れたら、周囲の風景をあちこち見て回りましょう。塩田梓の他の場所では、 「玉帶橋(Jade Bridge)」 が塩田梓と滘西洲(Kau Sai Chau)を結んでいます。滘西洲は塩田梓よりも大きな隣の島で、人気のパブリックゴルフコースがある場所として有名な島です。
島を訪れたら、2019年の塩田梓節(Yim Tin Tsai Festival )で地元の芸術家や村人が共同制作した選りすぐりの作品もぜひお見逃しなく。開放的なミュージアムが、現在も島で見られる芸術、宗教、文化、遺産、緑の要素を統合しています。
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