香港新発見

ダイニング
 
 
ナッツフォード・ステップス
上海ストリート
つばめの巣デザート
アウトドア・ティータイム
テイクアウト弁当
   

 

ナッツフォード・ステップス



2/F, Knutsford Steps, 1 Kimberley Rd., Tsim Sha Tsui

アクセス
・地下鉄チムサアチョイ駅から徒歩

 

 2004年4月に新たに登場した、キンバリー・ロード(チムサアチョイ)のグルメタウン『ナッツフォード・ステップス』。“チムサアチョイのランカイフォン”と呼ばれるナッツフォード・テラス(レストランやバーが並ぶナイトスポット)ともつながって、このエリアはますます賑やかになっています。さらにミラマー・ショピングセンターにもリンクしているため、ナッツフォード・テラス、ミラマーのレストラン街を合わせると、かなりの数のレストランがこのエリアに集結したことに。食に迷ったときは、ここに行けばかならず食べたいものが見つかるはず!

『ナッツフォード・ステップス』は、ヨーロッパの街並みにある石畳の階段をイメージしたお洒落な造り。石畳の階段を上ったところに、開放的なレストランスペースが広がっています。タイ料理店、フュージョン料理店、日本料理店などさまざまなレストランが入店していますが、中でも一番早くオープンし、最も広いスペースを有しているのが、フレンチスタイルのベトナム料理店『Le Flamboyant』。ベトナムで生まれ育ち、フランスでベトナム料理店を開いていた中国人シェフによるこの店は、伝統的なベトナム料理に加え、カジュアルなフレンチも味わえるフレキシブルなレストランになっています。竹を使ったランプ、石畳の床などをあしらったベトナム×フレンチスタイルのインテリアも、女性から人気を集めている理由のひとつ。かつてのフランス統治時代にあったような、ベトナム料理とフランス料理の混在したレストランを再現しています。

 この『ナッツフォード・ステップス』には、各種レストランのほかにもシガーショップ、ワインショップ、スターバックスなどが入っているため、シチュエーションに合わせてさまざまな利用ができます。中国料理以外のものを食べたいときは、ぜひ覚えておいてくださいね!

 

新発見!
ナッツフォード・ステップスのおすすめレストラン

『Le Flamboyant』
住所:No9&10 Knutsford Steps
営業時間:12:00〜24:00(金・土〜翌1:00) 無休 Tel : (852)3168-2000

 

 

「アボガドとソフトシェルクラブの
サラダ」(HK$68)や
「ベトナム式揚げ春巻き」(HK$38)など
人気のベトナム料理が揃う

 

 

上海ストリート


アクセス
・地下鉄ヤウマティ駅から徒歩

 

 インテリアやキッチンウェアに敏感な女性のなかには、百貨店やお土産屋さんで売られているものとはひと味違う、香港らしい生活雑貨を求めている方も多いのではないでしょうか。そんな人にぜひオススメしたいのが、地下鉄ヤウマティ駅から徒歩7〜8分のところにある、日用品の街として知られるシャンハイ・ストリート(上海街)。道沿いには金物屋、台所用品、線香屋、仏具屋、風水グッズの店など、庶民の日用品店がずらりと並び、香港の人々の生活の一部を垣間見ることができます。いずれも創業の古い老舗が多く、この一角だけは時が止まったような昔ながらの下町風情を残しています。今号では、このシャンハイ・ストリートの人気店をいくつかご紹介しましょう。

 創業24年の『光輝鋼竹蒸籠厨具』は、香港内のレストランや海外などにも卸しをしている有名店。この店では、とくに野菜やクッキーなどの飾り型抜き(HK$25〜)が人気です。龍や魚、桃など、中国で縁起が良いとされるモチーフが型になっているので、香港らしいお土産としても喜ばれるでしょう。また、創業27年の『明生鋼竹蒸籠廠』は、プロのシェフも訪れる老舗。ホテルやレストランの業務用の食器、蒸篭、調味料入れ、カトラリーなど、300種以上が揃っています。なかでも蒸篭の種類は多く、HK$4〜と値段も安いのが特徴。このほかストリートでは、香港の冬の風物詩、●(保の下に火)仔飯用の取っ手のついた土鍋が売られていたり、大きな切り株のようなまな板があったりと、見ているだけでも楽しくなるような香港らしいがいっぱい。このストリートを通れば、香港の台所風景も見えてくることでしょう。

 

新発見!
上海ストリートのおすすめショップ
『光輝鋼竹蒸籠厨具』
住所:275 Shanghai St., Yaumatei  Tel : (852)2780-9980

『明生鋼竹蒸籠廠』
住所:284-F Shanghai St., Yaumatei  Tel : (852)2780-9765

ほとんどのお店は、オープンは9時30分ごろ、そして19時ごろには閉店してしまうので、昼間に行くのがオススメです。

 

つばめの巣デザート

 

データ
『金船漂燕窩魚翅燉品専売店』
(Golden Ship Swallow Nests & Sea Products Restaurant)
住所:Shop A, G/F., Workington Tower, 78 Bonham Strand East, Sheung Wan
営業時間:11:00〜23:00  旧正月休み 
Tel:(852)2541-5837

 

 香港女性の美しさの秘訣を語る上で欠かせないのが、ツバメの巣。素肌美人が多い香港マダムにその美容法を尋ねると、ツバメの巣を毎日食べているから、と答える人も珍しくありません。

 ツバメの巣にはタンパク質が豊富に含まれ、滋養強壮、新陳代謝を高める作用があるとして、古くから漢方にも取り入れられてきました。かの西太后も、不老長寿の素としてツバメの巣を愛用していたといわれています。最近ではその美容効果が注目され、化粧品やサプリメントなどにも用いられるようになっています。

 海辺の洞窟や崖などに作られる天然のツバメの巣は、かつては入手が難しい高級品でしたが、最近ではインドネシアやマレーシア、タイなどからの輸入量も増え、また、巣の養殖もできるようになったことで、比較的手軽に入手できるようになりました。ツバメの巣を使った料理の値段に幅があるのは、このように原産地や質、天然物かどうか、といったことが関係しているというわけです。

 ツバメの巣は、食材としておもにスープやデザートなどに用いられますが、香港ではここ数年の間に、ツバメの巣を使ったデザート屋さんが次々とオープンしています。メニューもHK$20からHK$500くらいまで幅広くラインナップされ、女性に人気の食材ということもあって、一日中大盛況です。フルーツがたっぷり入った彩り鮮やかなスイートも人気ですが、定番は、氷砂糖と一緒に蒸して作るシンプルなメニュー。あっさりとしていてクセがないので、誰にでもおいしく食べられるでしょう。

 

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つばめの巣デザートが食べられるオススメショップ
天毅金燕窩荘』 (Tin Ngai Trading Company)
オーナーのひとりがインドネシア在住のため、仕入れ代を低く抑えることができるとか。「ツバメの巣がけ亀ゼリー」(HK$38)や「ツバメの巣がけアイスクリーム」(HK$38)、「ツバメの巣入りフルーツジュース」(HK$10〜)など、手頃な値段のオリジナルメニューが並びます。若い女性にも人気。

住所:G/F., 118 Percival St., Causeway Bay
営業時間:12:30〜23:00  旧正月休み Tel:(852)2576-2568

『妹仔記燕窩甜品専門店』 (Mui Chai Kee Birds Nest & Dessert Specialty Shop)
マンゴーの中に漢方ゼリーを詰め込んでツバメの巣をかけ、まわりにフルーツをトッピングしたデザート(HK$28)など、ツバメの巣を使ったアイデアいっぱいのデザートが豊富。燕の巣入りエッグタルト(HK$8)などは、テイクアウトも可能。ツバメの巣を使ったメニュー以外にも、中国デザートが充実しています。

住所:G/F., 120 Parkes St., Yaumatei
営業時間:12:00〜翌2:00 旧正月休み Tel:(852)2388-8468

『金船漂燕窩魚翅燉品専売店』
(Golden Ship Swallow Nests & Sea Products Restaurant)
店をオープンして12年。もともとは乾物の卸売り問屋だったが、今はツバメの巣のデザートや一品料理も出すお店に。「氷砂糖入り燕の巣の二重蒸し」(HK$45)はもちろん、ゆで卵入り(HK$48)や高麗人参入り(HK$53)など、滋養の高いものも人気。より贅沢にツバメの巣を楽しみたい人は、インドネシア産、もしくはタイ産のツバメの巣の丸ごと二重蒸し(HK$260)にトライ!

住所:Shop A, G/F., Workington Tower, 78 Bonham Strand East, Sheung Wan
営業時間:11:00〜23:00  旧正月休み Tel:(852)2541-5837

『手造甜品(ハンド・メイド・デザート)
サイクンの人気デザート店「満記甜品」の姉妹店。デザート以外は作らず、素材の鮮度にも徹底したこだわり。もっとも人気のあるマンゴープリン(HK$17)やマンゴークレープ(HK$17)のマンゴーは、青いときから仕入れ、使う時期を独自でコントロールするとか。香港内にある2つの工場も、温かいデザートと冷たいデザートに分けて製造。名刺や食器などもオリジナルで、モダンレトロなそのデザインは、2002年に香港のデザインプロダクツ10で入賞した実績も。写真は、「杏汁燉燕窩(ツバメの巣入りアーモンドスープ)」HK$55。

住所:Shop 1A, Entertainment Bldg. Central
営業時間:12:00〜22:00(土曜〜20:00)  日祝休
Tel:(852)2868-9799

アウトドア・ティータイム
 
 香港でお茶、と聞くと、多くの方は飲茶レストランや、「邀月茶室」「陸羽茶室」といった伝統的なティー・ショップで愉しむお茶を想像することでしょう。しかし、日本でピクニックやキャンプにお茶を持っていくように、香港の人々も場所や時間にとらわれず、気軽にお茶のひとときを愉しんでいます。「中国茶と茶館の旅」(新潮社)などの著書があるノンフィクション作家の平野久美子さんも、香港の自然の中でお茶を愉しむことを薦めています。

「10年ほど前、私はランタオ島にある友人夫妻の別荘に泊まって、アウトドア・ティータイムの醍醐味を知った。太陽が水平線に傾き始めた頃、彼らは茶器セットとジャー、ドライフルーツ、エッグタルトなどの茶請けをバスケットに入れて、別荘の下に広がる長沙湾(ロングビーチ)に私を誘った。(中略)昼間の暑さが一段落した黄昏の海は凪の状態で、まるで天と地を飲み込むほどの静けさだった。うち寄せる波音を聞きながら、私たちはあたりがすっかり群青色に染まるまで、オリジナルティーを飲み比べた。潮風に吹かれながら、残照の移ろいを茶杯に重ねて味わううち、大自然に抱かれている至福館が満ち満ちてきた。(中略)魂が洗われるようなこの体験によって、お茶は大自然の中で味わうべし、と改めて実感した。以来、香港に行っても台湾に行っても、広々としたアウトドアでお茶を飲みたくなる」(香港公式ガイド2004年夏号より)

 アウトドアで愉しむお茶が美味しく感じられるのは、「自然との一体感を大切にしながら、心を幽、閑、清、雅の境地に遊ばせる」中国の喫茶文化によるところが大きい、と平野さん。茶道を通じて古くからお茶に親しんできた日本人にとっては、むしろこうしたお茶との接し方の方がすんなり馴染みやすいといえるかもしれませんね。

 アウトドア・ティータイムの魅力にはまった平野さんは、香港を訪れるときはいつも日本から携帯用の茶器セット(小さな急須と茶杯、コンパクトジャー)を持参していくそうです。ちょっと試しにお茶を愉しみたいという方は、もっと手軽に、たとえばミネラルウォーターのボトルに茶葉を入れるだけでも大丈夫。品質の良いお茶なら冷水でも美味しく淹れられますので、1時間ほど持ち歩けば甘露のような美味しいお茶が出来あがっていることでしょう。

 美味しいお茶とお気に入りのお茶請けを持ったら、いざ郊外へ。そして、香港の自然の美しさを愛でながら、「幽、閑、清、雅の時間」を見つけてくつろいでくださいね。

 

新発見!
アウトドア・ティータイムのおすすめスポット

「新娘潭(花嫁の滝)」(新界)
山水画の世界に近づきたいならここ。九広鉄道東線・太埔マーケット駅で下車、275R番のバスに乗り(平日はバスが運休なのでタクシーを利用)、終点下車。そこから滝まではよく整備された自然遊歩道が伸びているので、のんびりと散歩を楽しむことができます。清廉な水音の響く峡谷で愉しむお茶は格別。蜜の風味を持つ、広東省産の烏龍茶「鳳凰単叢」がぴったり。

「大帽山」(新界)
山頂から雄大な山河の風景を眺めながらティータイム。天気の良い日は中国本土まで見渡せます。福建省産の岩茶「肉桂」などがお薦めのお茶です。山頂までは、MTRツェンワン駅からタクシーで約15分ほど。

「石澳」
暑さが一段落した頃に美しい海岸線を眺めながら飲むお茶。南国気分が味わえるフルティーな「ライチー紅茶」などいかが? アクセスは、香港島シャウキーワンからミニバスまたはタクシーで。

「川龍村」(ツェンワン)
自分でお茶の準備をするのは面倒だけど、自然の中でお茶を愉しんでみたい、という方には、川龍村にある「端記茶楼」がおすすめ。野鳥がさえずる田園風景の中で「寿眉茶」を味わってみましょう。MTRツェンワン駅から80番のミニバスに乗り、川龍村で下車。

テイクアウト弁当

乳豚切鶏飯(ローストした豚と
鶏肉のせご飯) HK$37

 

データ
『ヨンキーレストラン』(繼L酒家)
住所:32-40 Wellington St., Central
営業時間:11:00〜23:30 無休
Tel : (852)2522-1624
※日本語メニューもあり

 

 一皿でもボリュームたっぷりの中国料理は、大勢でさまざまな種類を取り分けるのが楽しい食べ方。少人数だとあまり種類を頼めないのが難点ともいえます。また、ショッピングで疲れてしまったときや、ホテルで軽く済ませたいときなどは、レストランに足を運ぶのがおっくうになることもあるでしょう。そんなとき便利なのがテイクアウトできる“お弁当”、日本風にいえば“ホカ弁”です。


揚州炒飯(チャーハン) HK$26

 なかでもオススメしたいのが、創業60周年を迎えた老舗『ヨンキーレストラン』(繼L酒家)。ヨンキーと言えば「ガチョウのロースト」で有名なレストランですが、創業当初からお弁当の販売をしていたことでも知られています(そもそも、ガチョウのローストに付けられた“フラインググース”(飛行機に乗って飛ぶガチョウ)というニックネームは、飛行機に乗る前にヨンキーでお弁当を買って、空港や機内で食べる人が多かったために名付けられたもの )。ヨンキーのローストは、冷まして肉が固まったところを切るため、冷めても美味しく、お弁当にもってこいのメニューといえるでしょう。また、厚紙のボックスにもこだわりがあり、紙が水滴を吸収して味が保てるのだとか。今も午後便で帰る観光客の中には、ここでお弁当を買い、空港や飛行機の中で食べる人も多いようです。ヨンキーのお弁当は100種類以上もあり、値段もHK$20〜とリーズナブル。午前11時から夜11時30分までオーダーできるので便利です。

 

新発見!
香港のセブンイレブンはひと味違う!?
香港へ行くと街のあちこちで、おなじみのセブンイレブンが目に付きます。しかし、同じセブンイレブンでも、やはり日本とは品揃えが異なっています。日本ではお目にかかれない珍しい食材なども売っているので、ただ見て回るだけでも楽しめるかも。ヨンキーまで行く時間がない、という方には、セブンイレブンのお弁当もオススメです(駅構内の店では販売していません)。最近では、香港最大のレストランチェーン『マキシム』とセブンイレブンが提携した「叉焼飯」(HK$17.9)が評判に。このほか、フカヒレの雑炊や●(保の下に火)仔飯、トマトと牛肉ミンチのご飯など種類も豊富で、いずれもHK$20以下で買えるのがうれしいところ。お弁当賞味期限が3〜4日後のものもあるので、日本に持ち帰ることも可能です。

 

オススメテイクアウト弁当
チムサアチョイにオープンしたトルコのシシカバブ店『イスタンブール・ファーストフード』では、ラム肉や牛肉と一緒に、トマト、レタス、たまねぎ、ミント、にんじんなどの野菜をクレープのような皮で巻いて食べるシシカバブをテイクアウトできます。

『イスタンブール・ファーストフード』
ビーフシシカバブ HK$30
住所:ShopF-1,G/F., Rose Mansion, 1 Prat Avenue, Tsim Sha Tsui
営業時間:8:30〜翌3:00 日曜休   Tel : (852)2369-6234