三皇五帝の神話によると、神農帝が湯を沸かしていた時に偶然近くにあった木の葉が湯の中に落ち、たちのぼった芳香に皇帝が思わず飲んでしまったのが茶の起源だと言われています。皇帝は自らの発見に驚嘆し、それを国の飲み物にしました。その木は、今日ではツバキという名で知られ、中国各地で野生のものを見つけることができます。 その後数世紀にわたってお茶の消費が広まり、唐の時代(AD618-907)には陸羽(りくう)という詩人によって最初の茶の専門書『茶経』が書かれました。この本では、茶の栽培、製造に関する様々な方法が分類されているほか、茶をおいしく淹れるための技術に基づいた作法が紹介されており、史上初めて芸術としての茶芸(日本の茶道のようなもの)の定義がなされています。