香港芸術祭

毎年国際的な芸術家が多数出演することで世界的に注目を集めている香港最大の芸術イベント「香港芸術祭」が、来年2月17日から3月27日に開催されることが発表になりました。約1ケ月間にわたる芸術祭期間中には、オペラ、音楽、演劇、ダンスなど様々な分野の世界のエンターテインメントが繰り広げられます。

今年の芸術祭では、ヴィリー・デッカー演出の下、ライプツィヒ・オペラとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団がワーグナーの芸術的世界を繰り広げるのをはじめ、日本からアレクサンドル・ラザレフが指揮する日本フィルハーモニー交響楽団が香港初の上演となります。

チケットは2010年10月6日よりインターネット予約を開始する予定です。

2011年香港芸術祭 インターネット予約(10月6日から): www.hk.artsfestival.org

現在、参加が予定されている主な公演は、以下のとおりです。

オペラ

トリスタンとイゾルデ(Tristan und Isolde)
リヒャルト・ワーグナー (Leipzig Opera)

◆もっとも偉大なオペラ
◆ワーグナーによる、愛への究極の賛美
◆新演出アジア初演

ワーグナーは1813年にライプツィヒに生まれ、ロマン派歌劇の作曲家、文筆家の頂点として、オペラに広く影響を及ぼした。ワーグナーが『トリスタンとイゾルデ』を「あらゆる夢の中で最も麗しい夢への記念碑」というように、その極限的な愛への感情表現はあらゆる分野の芸術に圧倒的な影響を及ぼすものとなった。最終幕のあとには、その審美的なオペラに、きっと満足し、忘れることのない経験になるだろう。

香港芸術祭では、ヴィリー・デッカー演出の下、ライプツィヒ・オペラとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団がワーグナーの芸術的世界を繰り広げる。

作曲・脚本   リヒャルト・ワーグナー
指揮      アクセル・コーバー
オーケストラ  ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
演出      ヴィリー・デッカー
衣装      ヴォルフガンク・グースマン

トリスタン   ステファン・ヴィンケ
イゾルデ    ジェニファー・ウイルソン
ブランゲーネ  スーザン・マクリーン
マルケ王    ジェームス・モレンフォフ
クルヴェナール アントン・ケレミディシェフ
メーロト    ユルゲン・クルト
牧人・水夫   ティモシー・ファロン
舵手      アンドレアス・デヴィッド

言語     ドイツ語(英語・中国語字幕)
上演時間    約4時間45分
3月18、20日

 

 音楽

リッカルド・シャイー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(Riccardo Chailly and the Leipzig Gewandhaus Orchestra)

◆「この著名な管弦楽団に新しい風が吹いたのは第19代目のカペルマイスター、イタリア人指揮者リッカルド・シャイーのおかげだろう」ニューヨーク・タイムズ
◆「シャイーは極めて身体的な指揮者である。大胆でありながら精確。それでいて、決して見掛け倒しではない。」ボストン・グローブ
◆「生き生きとしなやかな音楽構成」フィナンシャル・タイムズ

250年の歴史を誇るライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とメンデルスゾーンやフルトヴェングラー、マズアなどと並ぶ近年の優れた指揮者リッカルド・シャイーの夢のコラボレーション。

「真剣なることこそ真の喜び」というライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のモットーを心に、この夢のような協演をお楽しみください。

3月14日
ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」 Op. 92
ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲イ短調Op 53
          バイオリン レオニダス・カヴァコス
ドヴォルザーク 交響曲第7番ニ短調

3月15日
ブルックナー  交響曲第8番ハ短調


聖トーマス教会合唱団(Thomanerchor)

◆「世界に名だたる少年合唱団」ウォール・ストリート・ジャーナル
◆「成人合唱団も驚くほどの完成度」デイリー・テレグラフ
◆「聖トーマス教会合唱団は研ぎ澄まされたバッハ・モテットで人気を博している」タイム誌

1212年に設立された聖トーマス教会合唱団はヨハン・セバスチャン・バッハが1750年に永眠するまで27年間指揮者として務めたライプツィヒでも格式ある合唱団である。

バッハはライプツィヒで音楽演出家、聖トーマス教会合唱団の聖歌隊指揮者として指導する中、本合唱団が歌う歌唱曲を数多く作曲した。そして、それらは今も指揮者、ジョージ・クリストフ・ビラーの下、演奏されている。

バッハの音楽を受け継ぐ聖トーマス教会合唱団の宗教音楽を聞けるこの機会をぜひお見逃しなく。

3月19日
バッハ      マニフィカト ニ長調 BWV243
バッハ     ロ短調ミサ曲 BWV232(キリエとグロリア)

指揮      ジョージ・クリストフ・ビラー
オーケストラ        ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
オルガン    シュテファン・アルトナー

3月21日    モテット
バッハ           恐れず来たれ、聖徒 BWV 229
                 恐るるなかれ,われ汝とともにあり BWV228
        イエスよ,わが喜び BWV227
み霊はわれらの弱きを助けたもうBWV226
主を頌めまつれ,もろもろの異邦人よBWV230
主にむかいて新しき歌をうたえBWV225

指揮         ジョージ・クリストフ・ヒラー
オルガン    シュテファン・アルトナー


マーク・エルダー指揮
ハレ管弦楽団 (Halle Orchestra)

◆「マーク・エルダーが指揮するハレ管弦楽団はアンサンブルとトーンがしっかりしていて、すばらしい」タイム誌
◆「年配の人はマイケル・ティペット、エドワード・エルガー、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズなど懐かしく思うだろう」シカゴ・トリビューン

150年の歴史を誇るハレ管弦楽団はイギリスで最も伝統あるオーケストラである。
ドイツ人のピアニストであり指揮者でもあるカール・ハレによって設立され、ハンス・リヒターやハミルトン・ハーティーなどが常任指揮者を務めたこともある。

1999年以来、マーク・エルダーが主席指揮者を務め、「イギリスの優れたオーケストラ(タイム誌)」として、世界中から注目されている。

3月3日
アデス             Powder her Face~Overture, Waltz and Finale
エルガー    チェロ協奏曲ホ短調op.85 
        チェロ アルバン・ゲアハルト
ヴォーン・ウィリアムズ 交響曲第2番「ロンドン交響曲」

3月4日
バックス        ティンタジェル城
ブリテン    ピーター・グライムズ」op.33~4つの海の間奏曲とパッサカリア
シベリウス   交響曲第1番ホ短調op.39


オープニング

チェチーリア・バルトリ (Cecilia Bartoli)

◆「独特な声を持つ、数少ないオペラ歌手…そのうちの1人がルチアーノ・バヴァロッティ、そしてもう1人がチェチーリア・バルトリ」ニューヨーク・タイムズ
「今日の最もすばらしいコロラトゥーラメゾソプラノ歌手」ガーディアン

2月22日: 19世紀イタリア、フランスの名曲(ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ、ビゼー、ビアルドなど)

2月24日  バラック様式のアリア(ポルパラ、ヘンデル、ヴィンチ、カルダーラ、アライアなど)

2月22日、24日


日本フィルハーモニー交響楽団 (Japanese Philharmonic Orchestra)

アレクサンドル・ラザレフが指揮する日本フィルハーモニー交響楽団の香港初上演

3月18日
ブリテン           青少年のための管弦楽入門
プロコフィエフ     ロミオとジュリエットからスイート1番 Op.64
プロコフィエフ   ロミオとジュリエットからスイート2番 Op.64

3月19日
芥川也寸志    交響管弦楽のための音楽
グリエール        コロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲 ヘ短調 作品82
ラフマニノフ      ヴォカリーズ Op 34, No 14
プロコフィエフ    交響曲第7番嬰ハ短調op131

ソプラノ     幸田浩子

 


 フィナーレ

ロスト・タンゴ (Lost Tango)
ウテ・レンパー、ピアソラ6重奏団 (Ute Lemper and the Piazzolla Sextet)

◆情熱的なタンゴの夜
◆「ほんの少しの間、涙の世界へ招かれるセクシーなコントラルト」ハフィントン・ポスト
◆「ピアソラの世界へ続く最後の貴重な絆」ガーディアン


ピアソラに捧げるコンサート。ウテ・レンバーがベテランのミュージシャンと共に、ピアソラの時代からブエノスアイレスの音の世界へ皆様を誘います。

3月26日、27日

 


マリアンヌ・フェイスフル (Marianne Faithfull)

◆2009年 Qマガジン・アイコン・オブ・ザ・イヤー受賞
◆「マリアンヌはディーバの表現者だ」 レプブリカ
◆「情熱的で…上品で…感動的…」 ルーモア

永遠―40年間の音楽をお届けします

3月7日、8日

音楽劇

ベルリーナ・アンサンブル (The Berliner Ensemble)
三文オペラ (The Threepenny Opera)
ベルトルト・ブレヒト、クルト・ワイル 

◆新演出アジア初演
◆ブレヒトのチームが贈るブレヒトの最高傑作
「私は粋で強烈な音楽にそそられました」ボブ・ディラン
◆「ワグナーへの着実な反応」クルト・ワイル
◆「最もすばらしく、クラシックを融合した最高傑作」ヴェルト・アム・ゾンターク

ステージ・照明監督 ロバート・ウィルソン
衣装 ジャック・レイノー

ブルヒトとその妻、ヘレーネ・バイゲルによって設立されたベルリーナー・アンサンブルが贈る『マック・ザ・ナイフ』の話。ベルリーナー・アンサンブルは世界中を飛び回り公演活動を行っている。カラフルな主演者によるオペラ、キャバレー、ジャズの絶妙なハーモニーをお楽しみください。

言語 ドイツ語(英語・中国語字幕)

2月24日~26日

ダンス

ニューヨーク・シティー・バレエ (New York City Ballet)

◆「アメリカで最も有名なバレエ団」タイム誌
◆20世紀最大の振付師、バランシンとロビンス
「爽快な動き」ガーディアン
◆「エネルギッシュなクラシック」ニューヨーク・タイムズ
◆「壮麗である」ワシントン・ポスト

アメリカで最高のダンス集団、ニューヨーク・シティー・バレエがジョージ・バランシンとジェローム・ロビンスと共に香港へ!

国際ツアーの一環として、香港で初上演となる世界最大のダンス集団、ニューヨーク・シティー・バレエの公演をどうぞお見逃しなく。

プログラムA
3楽章の交響曲(ストラヴィンスキー/バランシン)
ダンシズ・アット・ギャザリング(ショパン/ロビンス)
ウェスト・サイド・ストーリー(バーンスタイン/ロビンス)
上演時間 約2時間35分(2回休憩)

 

プログラムB
セレナーデ(チャイコフスキー/バランシン)
ディヴェルティメント15番(モーツァルト/バランシン)
ドゥオ・コンチェルタント(ストラヴィンスキー/バランシン)
コンチェルトDSCH(ショスタコーヴィチ/ラトマンスキー)
上演時間 約2時間45分(2回休憩)

3月3日~7日


北京コンテンポラリー・ダンス・シアター
ゴールデン・ロータス 金瓶梅

◆欲と悪評の禁制の物語
◆淫蕩と不品行なダンス描写

振り付け: ワン・ヤンヤン
舞台デザイン: ティム・ティップ
音楽: チェン・シギャン
照明デザイン: ハン・ジャン

『ゴールデン・ロータス』としても知られる『金瓶梅』は中国文学では有名な小説で、露骨な性的表現が含まれるため、何世紀にもわたり非難されてきました。それにもかかわらず、その評判と文化的価値は何世代もの知的階級によって評価され、中国文学の書物にも掲載されるようになりました。『牡丹亭』や『紅夢』の振り付けで世界中に知られるワン・ヤンヤンが、ダンスの力で3人の主役の女性(パン、リー、パン)を引き立たせます。

北京コンテンポラリー・ダンス・シアターは中国初のバレエとモダンダンスのグループとして知られています。ワンとオスカーを受賞したティム・ティップ、北京オリンピックの開会式で音楽監督を務めたチェン・シギャンが贈る、中国の清時代の商人とその妻、妾、使用人が繰り広げるお話をお楽しみください。

香港芸術祭より委託

3月25日~27日


ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団 (Tanztheater Wupertal Pina Bausch)
カーネーション(ネルケン)(Nelken)

◆ピナ・バウシュ(1940-2009)を偲んで
「ネルケン(カーネーション)が終わるころには、好きで仕方なくなるだろう」オブサーバー
◆「美しさ、ユーモア、壮大な視覚的想像、その影にある影、皮肉、強烈さ」ニューヨーク・タイムズ
「バウシュのグループが世界中のどこでいつ公演しても、行列ができている」フィナンシャル・タイム

振り付け:                          ピナ・バウシュ
アート・ディレクター:   ドミニク・マーシー、ロバート・スターム
舞台デザイン:         ピーター・パブスト
衣装デザイン:       マリオン・シト

ピナ・バウシュ:「モダンダンスの女王(ニュースウイーク)」、「劇場の詩人(ニューヨーク・タイムズ)」、「ここ50年の偉大なる発明家…ダンス劇は彼女なしで生まれることはなかっただろう(ウィリアム・フォーサイス)」

2009年6月30日、芸術界の輝ける存在、ピナ・バウシュが永眠した。
「モダンダンスをリードしてきた光(ガーディアン)」を偲んで、芸術祭はバウシュの伝説的なグループ、ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団を招き、1982年以来、独創的な振り付けで人々を魅了してきた『カーネーション』を本芸術祭で公演していただくこととなった。

ヴッパタール舞踊団のためにバウシュが作ったこの『カーネーション』では、8000のピンクのカーネーションを使用している。少女がアコーディオンを片手にその花の中を歩き回ったり、男性が警備員と警察犬の監視の下、その花畑を飛び回ったりするなど、この『カーネーション』では予測できないバウシュの自由な発想が散りばめられている。『カーネーション』ではモダンダンスのファーストレディー、ピナ・バウシュを偲びながら、バチカンのユーモア、共感、実情を覗き込むようにお楽しみください。

3月11日~13日

 戯曲

芳艶芬の芸術的才能

1950年代の『两国皇后』の1人、芳艶芬は革新的な歌い方と独唱力で人々を魅了した。また、芳艶芬は社会的に不合理な女性としての描写で、女性たちの苦況を人々に伝えた。

南豐と3人のベテラン出演者が芳艶芬の最も有名な作品を広東語のオペラで再現します。

言語 広東語(中国語・英語字幕)

3月10日~12日


問い合わせ先:
Hong Kong Arts Festival Society Limited
Room 1205, 12th Floor, 2 Harbour Road, Wan Chai, Hong Kong

詳しくは: www.hk.artsfestival.org | facebook.com/hkartsfestival
をご覧ください。 Eメールでのお問い合わせ: afenq@hkaf.org

やむを得ない事情によりプログラムの内容が変更されることもございますが、あらかじめご了承ください。




Social Bookmarks