2019 / 1 / 10 / Thu.香港迷のおすすめ

有名人“香港迷”。
私が考える、香港の魅力。
横山剣編

食に文化に街並みに。同じ香港通といえども、人によってエピソードはさまざま。定番の過ごし方はいかに……!?

MTRに乗って、当てずっぽうの一人旅。

香港は、かれこれ30回弱訪れている土地。初めて行ったのは11歳の頃で、1971年でした。父に誘われて2人で行ったんです。当時の僕にとって、香港といえば映画『慕情』のイメージ。小学生の頃テレビで観た、映画の切ないメロウな雰囲気が鮮明に残っていたんです。実際に行ってみたら、思い出して過呼吸になりそうなほどでした(笑)。でも、それからは香港にハマりましたね。父とはそのあとも香港へ行ったり、マカオへ行ったりと一緒に旅行をしていました。

もちろん大人になってからも、仕事も含め何度も訪れています。僕なりの香港の過ごし方といえば、地下鉄MTRに乗って当てずっぽうに降りてみるというもの。行ったことのない地名で降りてみて、散策するんです。ある時は電気街だったり、またある時は金魚ばかりだったり、またある時は鳥ばっかりだったり……。
そんな中でも特に思い出深いのが、男人街にあった中古時計屋さん。いわゆる屋台の雑多な感じのお店なのですが、そこで出合ったのがアンティークのロレックスとチュードルでした。こんなところでと思ったけれど気に入ったので購入。念のため日本に帰ってきて鑑定に出してみたら正真正銘の本物。あれはいい買い物だったし、その後も通っています。

〈香港ディズニーランド〉のパレードに参加した横山さん。

もう一つ出合ったもので印象深かったのは、銅鑼灣のレコードショップで見つけた60年代の香港オールディーズレコード。イギリス領だったこともあり、音楽にもそれが影響しているのを感じさせる一枚でした。とてもいいレコードだったんです。中でも特に良かった「チェックメイツ」というバンドがあるんですけど、その後どんなに探しても他の音源が出てこないんですよね。だから、僕の中では幻のバンドです。

香港は街や物との出合いだけでなく、人との出会いも含めて得体の知れないものと出会える土地だと思っています。だから何度行っても飽きることがない。僕は飛行機も大好きなので、窓から覗くとどんどん小さくなっていく香港を見るまでが、旅の楽しみなんですよね。

Another Recommended place
海の見える一軒でアフタヌーンティーを。

「見晴らしが良く海が見えると評判のレパルスベイ。ここでのアフタヌーンティーはおすすめ。昔は中古レコード屋や古着屋があって面白かった。今もあるのかな?」

  • スポットThe Verandah (ザ ベランダ)
  • MAP No.5 (地図ページへリンクします)
  • 住所淺水灣淺水灣道109號
  • TEL2292-2822
  • 営業時間12:00〜22:00 月火休 110席

Profile
よこやま・けん/クレイジーケンバンドのリーダー。1981年にデビュー、シンガーとして活躍の場を広げる。同時に多くのアーティストに楽曲を提供するなど活動は多岐にわたる。

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Written by : Hanako

2018年で創刊30周年を迎えた〝シティライフスタイル・マガジン〟。都市生活を貪欲に楽しむ全国の働く女性が読者で、食・旅・街をメインテーマに、ファッションやビューティ、インテリアなども。ウェブサイト「Hanako.tokyo」や世界4都市展開の読者組織「ハナコラボ」と連携したイベント開催など、紙の雑誌だけに止まらないトータルメディアとして展開中。http://hanako.tokyo

掲載情報は、2019年1月時点の内容です。