Hong Kong Asia's World City

点心

点心 点心

点心とは「心に触れる」という意味です。料理店で出される点心料理は150種類、広義のものも含めると2,000種類にも及び、好きな点心がないということはまずありえません。広東地方では、午前中に揚げ物の摂ることを嫌う傾向があるため、蒸し物がメニューの大半を占めます。竹篭で出される一口サイズの炒め物、揚げ物、焼き物もあり、これらは大勢で取り分け、お茶と供にいただきます。点心を食べに行くことを、文字通り「お茶を飲む」ことを意味する「飲茶(ヤムチャ)」と呼ぶのはそのためです。家族や仕事仲間、その他大勢が集まるブランチや昼食会によく利用されています。

昔ながらの店からモダンなレストランまで、今や点心料理店のスタイルもさまざまです。まずは、中価格帯の大手料理店を試してみましょう。店内でにぎやかに飛び交う会話の中に身を置けば、大家族が集う普段着の食卓や、日々の仕事から束の間の気晴らしを楽しむサラリーマンなど様々な世代の姿が目に入ります。店に入ったら人数をウェイターに伝え、テーブルについた後は、どんなお茶にするかを決め、点心を注文し、香港の真髄を味わいましょう!

おすすめメニュー

点心の初心者なら、まずは伝統的なこちらのメニューから。

海老入り蒸しギョーザ

小麦粉でつくった薄く透明な皮に海老を包んだギョーザです。豚肉が入っているものが多く、海老7割、豚肉3割が理想的と言われています。

海老入り蒸しギョーザ

シューマイ

ダンプリングと呼ばれるものの一種です。典型的な広東点心のものは、豚ひき肉、海老(まるごとか刻んだもの)、しいたけ、ねぎ、しょうがを、紹興酒、しょうゆ、ごま油で味付けし、小麦粉でできた薄い皮で包んだもので、いろどりに蟹の卵を少量ののせたものです。

シューマイ

チャーシューまん

じっくり焼いた柔らかくて甘い豚ヒレ肉をオイスターソースで味付けし、ふんわりきめ細やかな生地で包んだものです。

チャーシューまん

チェンフェン

海老、牛肉、甘いチャーシューなどの具を米粉でできた薄皮で巻いたもので、通常は蒸してしょうゆを付けていただきます。

チェンフェン

春巻

薄い皮に、いろいろな野菜や時にはお肉の具を巻いて、油で揚げたものです。

春巻

海老入り揚げギョーザ

皮に海老や場合によっては豚の脂身を包んで、油で揚げたものです。外はパリパリ、中はジューシーな一品です。

海老入り揚げギョーザ

チャーシューパイ

甘いチャーシューを、薄いパイ生地で包みました。

チャーシューパイ
ご存知ですか?

点心料理の店でよく見ると、食事中の人が、お茶を注いでくれた人へのお礼として、テーブルを3本の指でトントンと叩いています。この作法の起源は清王朝時代(1644-1911年)にさかのぼります。庶民に扮して旅をするのを好んだ時の皇帝が、お供を連れて茶屋に入り、お茶を注ぐ番が回ってくると自ら注ぎました。この皇帝の行動に恐縮したお供達は、深くひれ伏してお辞儀をしようとしましたが、そうすれば皇帝の身分がばれてしまいます。そこで、お供達はお辞儀をする代わりに、1本の指を頭に、あとの2本をひれ伏した腕に見立て、3本の指でテーブルをトントンと叩いたということです。